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仏食料品店立てこもり、容疑者の男1人死亡

2015年1月10日 8:26

 12人が死亡したフランス・パリの新聞社襲撃事件をめぐって9日、2つの立てこもり事件が相次いで発生し、日本時間10日未明、治安部隊が同時に突入、パリ郊外、ダマルタン・アン・ゴエルで立てこもっていた新聞社襲撃事件の容疑者兄弟2人が死亡した。

 また、パリ東部のユダヤ系食料品店で人質をとった立てこもりでは、AFP通信によると、容疑者の男1人が死亡した。この男は8日にパリ郊外で女性警察官が射殺された事件の容疑者のひとり、アメディ・クリバリ容疑者とみられている。一方でカズヌーブ内相によると、この事件で人質4人が死亡したという。

 クリバリ容疑者は立てこもっている間に地元テレビ局の電話取材に応じ、新聞社を襲撃した容疑者兄弟と連絡を取り合っていたことをほのめかし、一連の犯行について「タイミングを合わせた」などと話したという。