大韓航空ナッツリターン裁判 きょう求刑へ
韓国の大韓航空の前副社長がナッツの渡し方に激怒し、動き始めた航空機を引き返させた事件の裁判で、検察は2日、前副社長に対する求刑を行う。
裁判は、2日午後2時半に始まった。大韓航空の前副社長・趙顕娥被告は、航空機の航路を無理に変更させた航空保安法違反など5つの罪に問われている。2日の公判では、趙被告に航空機を降ろされたサービス責任者が証人として出廷し、趙被告に受けたとされる暴行などについて証言することになっている。
検察は起訴された5つの罪の中で、最高刑が懲役10年と最も重い航路変更罪について、離陸前の滑走路も航路であると主張していて、どのような求刑を行うかが注目される。一方、弁護側は滑走路は航路にはあたらないと反論している。