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政情不安 イエメン日本大使館を一時閉鎖

2015年2月16日 12:47

 イスラム教シーア派系の武装勢力が政権の掌握を宣言し、混乱が拡大している中東のイエメンで15日、日本大使館が一時的に閉鎖された。

 イエメンでは去年から、イスラム教シーア派系の武装勢力が首都サヌアで実効支配を強め、今月6日には政権掌握を宣言。ハディ大統領が辞任する事態となった。さらにスンニ派勢力や国際テロ組織アルカイダ系のグループも活動を活発化させるなど、混乱が拡大している。

 こうした中、現地の日本大使館は15日、大使を含む5人の職員が国外退避し、大使館は一時的に閉鎖された。今後、当面はカタールの日本大使館で業務を続けるという。イエメンではすでにアメリカなど欧米や中東の国々も大使館を閉鎖している。