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博物館襲撃 治安部隊突入の瞬間映像を公開

2015年3月27日 10:25

 日本人3人を含む21人が死亡したチュニジアの博物館襲撃事件で、チュニジア政府は26日、治安部隊が実行犯を制圧した際の様子などが映った新たな映像を公開した。

 銃声が響き渡る館内に治安部隊が隊列を組んで博物館の2階に上がり、ドアの前で警戒しており、事件当時の緊迫する様子がうかがえる。治安部隊が博物館の1室に入ると、多くの観光客らが座り込んで身を隠していた。治安部隊は実行犯2人を射殺して制圧。犯行グループがもっていた手投げ弾や自爆用のベルトなどの武器も見つかった。

 一方、チュニジアのガルサッリ内相は26日、実行犯らはイスラム過激派組織「アンサール・シャリア」の一派で、西部を拠点に活動する「ウクバ・イブン・ナフィア旅団」に所属していたと明らかにした。過激派組織「イスラム国」との関連は分かっていない。