×

NYダウ46ドル高 終値1万8070ドル

2015年5月5日 7:49

 4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、利上げ時期の先延ばしへの期待感などから、40ドル以上値を上げて取引を終えた。

 この日はヨーロッパや中国の市場で株価が上がったことから、ニューヨーク市場も取引開始直後から買いが優勢となった。また、午後には、シカゴ地区連邦準備銀行総裁が講演で、「利上げの時期を来年初めまで遅らせるべき」などと述べたことが伝えられ、市場では安心感から買いが進んだ。

 こうしたことから、ダウ平均株価の終値は先週末比46ドル34セント高の1万8070ドル40セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は先週末より11.54ポイント上げ、5016.93で取引を終えている。

 今週末には先月の雇用統計が発表されるが、市場関係者によると「4月の雇用統計は前の月より大きく改善することが予想されていて、そうならなかった場合は景気の先行きへの懸念が強まる可能性がある」と指摘している。