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FIFA汚職事件 会長、事件の責任を否定

2015年5月29日 15:50

 FIFA(=国際サッカー連盟)の副会長らが賄賂などを受け取っていたとしてアメリカの司法当局に起訴された事件で、起訴後、初めてブラッター会長が公の場に姿を現し、「私には我々の組織がより良くなるための責任があり、立て直して前進する方策を見つけねばならない」と、改革への意気込みを語った。

 一方で「私はすべての人を常時監視することはできない。悪事を働く人は隠そうとする」とも話し、問題は個人にあるとして、事件そのものの責任については否定した。

 こうした中、FIFA副会長でUEFA(=ヨーロッパサッカー連盟)会長であるプラティニ氏は、ブラッター会長に直接辞任を求め、拒否されたことを明らかにした。

 FIFAの次期会長を決める選挙は、日本時間29日夕方に始まる総会の中で行われるが、会長の責任を問う声は大きく総会は紛糾が予想される。