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NYダウ ドル安を受けて236ドル高

2015年6月11日 7:29
NYダウ ドル安を受けて236ドル高

 10日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はドル安を受けてエネルギー株を中心に買われ、前日比230ドル以上値を上げ、取引を終えた。

 10日は日銀の黒田総裁が、「さらに円安に振れることは普通に考えればありそうにない」と発言したことを受けて、1ドル122円台まで円高が進んだ。この結果、ドル安による割安感から原油相場が大幅に上昇し、エネルギー株が積極的に買われた。

 その他にもドル安によりアメリカ企業の収益を押し下げる要因が弱まるとの期待から金融関連株などが買われ、株価を押し上げた。また、ギリシャの債務問題で妥協に向けた動きがあると伝えられたことも好意的に受け止められた。

 結局、10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比236ドル36セント高の1万8000ドル40セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は62.82ポイント高い5076.69だった。