米国務長官が退院 イラン核協議に意欲
自転車事故で大けがをして入院していたアメリカのケリー国務長官は12日、ボストン市内の病院を退院し、大詰めを迎えているイランとの核協議に自ら参加する意欲をみせた。
ケリー国務長官は先月、フランスでサイクリング中に転倒し、右の太ももを骨折する大けがをして入院し、重要な外交課題に影響が出るとの懸念の声が上がっていた。松葉づえをついて会見にのぞんだケリー長官は、今月末に期限を迎えるイランとの核協議にも自ら参加する意欲を示し、外交課題に影響を与えない考えを強調した。
ケリー国務長官「交渉の重要な節目の今、進展に向けて私は適切な時期に現地(協議地のウィーン)に赴くだろう」
ケリー長官はまた、再来週にワシントンで行われる中国との戦略経済対話にも予定通り出席する意向を示した。