大谷選手が“肩代わり”?罪に問われる可能性も… 水原氏「解雇」違法賭博で約7億円借金か
大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が解雇されました。違法賭博に関与し、約7億円の借金があったと報じられています。水原氏は20日の試合後、選手たちに「ギャンブル依存症の自分が全て悪い」と告白したといいます。
大谷選手をめぐり、21日朝に“激震”のニュースが入りました。これまで大谷選手を支えてきた通訳の水原一平氏が解雇されたのです。
記者(21日午前)
「宿泊先のホテルには、多くのメディア関係者が集まっています」
午後1時半ごろ、球場へ移動するため姿を見せた大谷選手。その近くに水原氏の姿はありませんでした。
アメリカメディアによると、水原氏はメジャーリーグの規約で禁止されている“違法賭博”を行っていたということです。
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情報は駆け巡り、日本でも…
「ちょっとびっくりしました。大谷選手、昨日も活躍していたのを試合で見ていたので、青天のへきれきというか、驚いています」
「そんなことするような人に見えなかったのでびっくり」
ファンが駆けつけている韓国でも…
「思い出すだけで涙がでてきて。朝から衝撃の出来事だったので」
「本当かなと思いながら、でも、みればみるほどいろいろ情報が上がっていたので。ギャンブルをすることすら知らなかったので、すごいびっくりしました」
「寝て起きたら関係が終わったというので衝撃的でした」
大谷選手が二刀流で数々の記録を打ち立て、 1度目の満票MVPに輝いた2021年ごろに違法賭博にのめり込んでいったのでしょうか。その損失が翌年の年末には100万ドル以上、日本円で1億5000万円以上になっていたといいます。
水原一平氏(米・スポーツ専門メディア「ESPN」による)
「ギャンブルは苦手です。1度も勝ったことがない。自分で穴を掘ってしまい、その穴はどんどん大きくなり、そこから抜け出すためにはもっと大きな賭けをしなければならず、負け続けてしまった。雪だるま式に」
そうして膨れあがった借金は少なくとも450万ドル、日本円で6億8000万円以上にのぼるといいます。
そして去年、水原氏が借金の返済を頼んだのが、長年のパートナー、大谷選手だといいます。
水原一平氏(米・スポーツ専門メディア「ESPN」による)
「(大谷選手は)『二度としないなら助けられる』と言った。彼は私にギャンブルをさせたくなかったのです。(私は)『必ず返す』と言った」
「大谷選手が借金を肩代わりしてくれた」との発言が伝えられました。
水原氏は、違法賭博をめぐるこれらの話を19日に地元メディアのインタビューで語っていたといいます。しかし翌日、発言は一転しました。
水原一平氏(米・スポーツ専門メディア「ESPN」による)
「大谷選手は自分のギャンブル活動、借金、返済について何も知らなかった」
大谷選手は借金などについて何も知らなかったと発言。さらに、大谷選手の代理人弁護士も21日、私たちの取材に対し…
大谷選手の代理人弁護士
「大谷選手が大規模な窃盗の被害にあっていることが判明し、捜査当局に告発した」
「窃盗の被害者」だと主張しています。
借金の肩代わりはしていないのでしょうか。もししていたら、場合によっては大谷選手が法に触れる可能性もあるといいます。違法賭博をめぐる借金の肩代わりについて国際弁護士の加藤氏は…
日本とアメリカ・カリフォルニア州の弁護士 加藤志郎氏
「どこまで事情を知った上でどの段階で送金(肩代わり)したのか。最初から違法賭博に使われる資金とわかった上で送金(肩代わり)していたら、罪に問われる可能性も」
一般的に、事情を何も知らない状態で借金を肩代わりした場合、違法行為にはあたりませんが、「送金先が違法賭博をしているところ」、そして「肩代わりしたお金が違法賭博先で使われること」などの認識があった場合、借金を肩代わりした人も違法行為と判断される可能性があるといいます。