世界四大映画祭の一つ、モスクワ国際映画祭で27日、日本の「この日々が凪いだら」に出演した瀬戸かほさんが「最優秀女優賞」を獲得しました。

モスクワで27日に行われた表彰式には、常間地裕監督と主演のサトウヒロキさんが出席しました。

映画「この日々が凪いだら」は、故郷を捨てて上京したサトウさん演ずる若者が、恋人と日常生活を送りながら「将来」や「幸せ」などを巡って葛藤し続ける物語で、恋人役を演じた瀬戸かほさんが「最優秀女優賞」を受賞しました。

受賞後、記者会見した常間地監督は、瀬戸さんからの「お芝居をやっていてよかったです」との喜びのコメントを紹介し、皆で作り上げた作品で、ロシアで受け止めてもらえてうれしかったと話しました。

常間地裕監督（25）「（ロシアで作品が）どのように届くのかすごく気になっていたので、国も文化も言語も超えて、このように作品が届いたことをすごくうれしく思う」

25歳の常間地さんは、今回のメインコンペティション部門の最年少監督です。また、モスクワ国際映画祭で作品に関し賞を受けた日本人監督としても最年少となります。