銃撃事件、FBIがトランプ氏に被害者としての聴取を要請
アメリカのトランプ前大統領が銃撃された事件で、FBI(=連邦捜査局)が、トランプ氏に被害者としての聴取を要請していることが分かりました。
トランプ前大統領の銃撃事件で、CNNは26日、アメリカ政府関係者の話として、FBIがトランプ氏に対し、被害者としての証言を得るために聴取を要請していると報じました。通常捜査の一環だとしています。
事件をめぐっては、FBIのレイ長官が24日に開かれた連邦議会下院の公聴会で「トランプ氏の耳に当たったのが、銃弾なのか破片なのかには疑問が残る」と証言したということです。
これに対し、トランプ氏は自身のSNSで「耳に当たったのは銃弾だ。ガラスでも破片でもない」「かつて名声を誇ったFBIが信頼を失ったのも当然だ」と反発していました。
こうした中、FBIは26日の声明で「トランプ前大統領の耳を直撃したのは、容疑者のライフルから発射された弾丸だ」と述べました。
一方、トランプ氏は後日、事件現場となったペンシルベニア州バトラーを訪れ、犠牲者の追悼集会を開くと26日に発表しました。