NYダウ33ドル高 終値1万7548ドル
9日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、下落が続いていた中国株が上昇したことを受け、30ドルあまり値を上げた。
9日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日比33ドル20セント高の1万7548ドル62セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.64ポイント上げ、4922.40だった。
上昇の要因は中国の株式市場。前日は中国株の急落からニューヨーク株式市場でも大幅に株価が下落していた。しかし、この日、中国の株式市場で金融当局による介入などもあって一転して株価が上昇し、これを受けてニューヨーク株式市場でも安堵感から買い戻しが入った。一時は前日比250ドル近く値を上げた。
しかし、市場関係者によると、長期的には中国の景気が減速し、アメリカの景気にも波及するのではという警戒感が強いという。さらに、ギリシャの債務問題についても見通しが不透明なことから、徐々に上げ幅は限定的となった。