NYダウ 3週間ぶりに1万8千ドル台回復
今週はアメリカ企業の決算発表が本格化しているが、内容が市場の予想を上回っている。さらに、アメリカ・ニューヨーク株式市場ではアメリカの利上げが先送りになるとの期待感もあって、ダウ平均株価は14日も値をあげた。
14日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日の終値から75ドル9セント値をあげて1万8053ドル58セントとなり、3週間ぶりに1万8000ドル台を回復した。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は33.37ポイント高の5104.89となった。
今週はアメリカの企業決算が本格化しているが、市場の予想を上回る内容が続いていて、投資家らの安心感につながっている。また14日は、アメリカの商務省が発表した6月の小売売上高が前月に比べてやや下がり、市場予想も下回った。このため、アメリカの利上げが近く行われるとの警戒感が幾分やわらいで、買い注文が相次いだ。市場関係者は、「ギリシャの金融支援では方向性が見えて安心感が広がっている」とする一方で、中国の株式市場には警戒を続けていると話している。