２０日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカの企業で好決算が相次いでいることなどを受け、ダウ平均株価は前週末比１３ドル９６セント高の１万８１００ドル４１セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、同８．７２ポイント高の５２１８．８６。

　２０日は、朝方に決算を発表した金融のモルガン・スタンレーが市場予想を上回る内容などアメリカ企業で好決算が相次いでいることからアメリカ経済への期待感が高まり、買いにつながった。また、ギリシャが国内銀行の営業を再開したことも投資家の心理を改善させた。

　一方、原油の供給過剰な状態が長引くとの見通しが広がった事で、２０日のニューヨークの原油先物相場は一時１バレル＝５０ドルを割り込むなど３か月半ぶりに安値をつけ、エネルギー関連株が売られた。

　しかし、２０日の市場は新たな取引材料が乏しかったことから終日、様子見ムードも強く、小幅な値動きで取引を終えた。