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“火力発電温室ガス”3割削減計画を発表

2015年8月4日 10:26
“火力発電温室ガス”3割削減計画を発表

 アメリカのオバマ大統領は、火力発電所から出る温室効果ガスを25年間で3分の1削減する新たな計画を発表した。

 石炭などの火力発電所が排出する温室効果ガスはアメリカで最も大きな二酸化炭素の排出源。3日に発表された計画は、2030年までに2005年の時点と比べて32%削減するというもので、従来の目標より2ポイント引き上げている。この目標に基づき、今後、各州に削減計画を提出させるとしている。

 オバマ大統領「子どもや全国民の健康と安全のため、そして地球のため、変えなくてはならない」

 オバマ大統領は、年末に行われる国連の気候変動に関する会議をアメリカが主導する意欲を示した。しかし、コストの増大や経済活動への影響を懸念する野党・共和党や経済界などからは、すでに強い反発も上がっている。