WH報道官、大統領の被爆地訪問に慎重姿勢
「核兵器の無い世界」を提唱しノーベル平和賞を受賞したアメリカのオバマ大統領が被爆地である広島・長崎を訪問する可能性について、ホワイトハウスの報道官は6日、慎重な姿勢を示した。
アーネスト報道官「将来の(訪問の)可能性についてはもちろん排除しない。大統領のこれまでの訪日でも、活発な議論はあった」
アーネスト報道官は、これまでも大統領の被爆地訪問について議論があったことを明らかにする一方、「訪れなかったのは、最終的な大統領側の判断の表れだ」として慎重な姿勢を示した。
オバマ政権は今年初めて、広島・長崎での式典に国務次官を派遣するなど、核軍縮に積極的な姿勢を示しているが、大統領の被爆地訪問には退役軍人などに反対論も根強いのが現状。