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米国務次官“被爆者は世界で重要な役割”

2015年8月8日 0:35
米国務次官“被爆者は世界で重要な役割”

 広島の平和記念式典に出席したアメリカのゴッテメラー国務次官が7日、都内で講演し、「被爆者は世界が核兵器の恐ろしさを理解するためにとても重要な役割を担っている」などと述べた。

 ゴッテメラー国務次官は、広島で行われた平和記念式典に、初めてアメリカ本国から派遣された政府高官として参列した。

 ゴッテメラー国務次官「広島と長崎の被爆者は、核兵器を使用したらどのような結果が待っているのか、世界が理解するためにとても重要な役割を担っています」

 国務次官は式典出席は忘れられないものになったとした上で、世界が核兵器の恐ろしさを知る上で日本の被爆者の存在は重要な役割を担っていると述べた。

 また、先月のイランとの核合意について、「イラン1国の核保有を防ぐだけでなく、NPT(核拡散防止条約)そのものの発展と強化にとってとても重要な機会となる」などとその意義を強調した。