米の「イスラム国」空爆から1年
アメリカがイスラム過激派組織「イスラム国」に対する攻撃を始めてから8日で丸1年。アメリカ・ホワイトハウスは7日、「最終的に勝利する」と強調したが、作戦は難航し、長期戦の様相を呈している。
ホワイトハウス・アーネスト報道官「オバマ大統領が言うように、この戦いは時間がかかり後退もあるだろうが、有志連合は進展を遂げ、我々は最終的に勝利するだろう」
この1年でアメリカと有志連合が「イスラム国」に対して行った空爆は、イラクに3739回、シリアに2289回で計6000回を超え、イラクでの「イスラム国」の支配地域は30%減ったとしている。アメリカ政府は、「『イスラム国』には隠れる場所はない」と、イラクでの戦いの成果を強調しているが、西部アンバル県やイラク第2の都市モスルが依然「イスラム国」の支配下にあるなど長期戦の様相で、国防総省は作戦は3年以上かかるとの見方を示している。