ミャンマー与党本部封鎖 党内の権力争いか
ミャンマーの首都ネピドーで12日夜、警察が与党の本部を封鎖した。大統領との確執が伝えられていた党首が解任されたことから、背景には与党内での権力争いがあるとみられている。
地元メディアなどによると、数百人規模の警官隊が12日夜、与党のUSDP(=連邦団結発展党)の本部を包囲し、封鎖した。その後も敷地内で警戒にあたっているという。
一方でUSDPは会議を開き、党首だったシュエ・マン氏を解任したという。ミャンマーでは11月に総選挙が予定されているが、USDP内では現職のテイン・セイン大統領と次期大統領に意欲を示すシュエ・マン氏との確執が深まっている。そのため、シュエ・マン氏を解任した大統領派が反発を防ぐために警官隊を動員したとの見方も出ている。