化学物質あると知らず…放水が爆発の原因か
750人以上の死傷者を出した中国・天津の爆発事故で、一部の中国メディアは、消防隊員が水と反応する化学物質があることを知らずに放水したことが大爆発を引き起こした可能性があると報じている。
この事故は、12日夜、天津市で、危険物を保管する倉庫で大爆発が起きたもので、50人が死亡、701人がケガをした。
事故の原因は明らかにされていないが、「南方週末」など一部の中国メディアは、消防隊員が「水をかけてはいけない危険な化学物質があるとは知らなかった」と話していると報じている。
その上、「約10分間放水した後、コンテナが燃えあがった。先に小さな爆発があり、その後で大爆発が起きた」といった証言も伝えていて、消防隊が、水と反応する化学物質の存在を知らないまま放水を続けたことが大爆発を招いた可能性を指摘している。