ロンドンで対日戦勝記念式典 追悼と祝賀と
イギリスでは8月15日は第二次世界大戦で日本に勝利した戦勝記念日にあたる。首都・ロンドンでは犠牲者をしのぶ追悼式や元兵士らによるパレードが行われた。
追悼式は戦死者の遺族や元兵士のほか、エリザベス女王も出席して行われた。第二次大戦で、イギリスは当時のビルマ・現在のミャンマーなどで日本と激しく戦った。ビルマでは戦闘のほか、日本軍の捕虜となり、過酷な労働を強いられるなどして、イギリス連邦全体で7万1000人あまりが死亡した。
当時、捕虜となった男性は「亡くなった人たちの家族を思うとやりきれない」と心情を語った。
ロンドン中心部ではこの後、元兵士らによるパレードも行われ、市民が元兵士の栄誉をたたえるなど、追悼と祝賀ムードが入り交じる一日になった。