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生中継中に銃撃 元同僚の男、激しい恨みか

2015年8月27日 12:23
生中継中に銃撃 元同僚の男、激しい恨みか

 アメリカのバージニア州で26日、テレビの生中継を行っていたリポーターとカメラマンが銃撃され、死亡した。容疑者は、同じテレビ局の元同僚で、その後、自殺。警察は動機の解明を急いでいる。

 26日朝、地元テレビ局がショッピングモールで生中継をしていたところ、男が突然銃撃し、女性リポーターのアリソン・パーカーさん(24)とカメラマンのアダム・ワードさん(27)が死亡。インタビューを受けていた女性もケガをした。

 事件現場付近の住人「彼らは3階で撃たれ、出血が激しく下の階にまで血がたれていた」

 銃撃した男は2年前まで同じテレビ局に勤めていたベスター・フラナガン容疑者(41)で、リポーターらを銃撃する様子を自ら撮影し、その映像を逃走中にフェイスブックなどに投稿していた。男はその後、警察の追跡を受け、銃で自殺した。

 男はフェイスブックなどに、死亡した女性リポーターが「人種差別発言をした」などと書き込んでいた他、テレビ局を解雇された際、備品を投げるなどして警察に通報されており、テレビ局やリポーターに激しい恨みを抱いていた可能性がある。

 さらに事件後、ニューヨークのテレビ局にファクスを送っており、過去の銃撃事件の犯人を称賛する内容が書いてあるという。また、その中には、人種差別などにあい、苦しんでいたとする遺書もあったという。捜査当局は動機の解明に全力を注ぐことにしている。