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生中継で銃撃 男「人種差別やいじめに…」

2015年8月27日 14:39
生中継で銃撃 男「人種差別やいじめに…」

 アメリカ・バージニア州で26日、テレビの生中継を行っていたリポーターとカメラマンが銃撃されて死亡した事件で、元同僚の容疑者の男がテレビ局に送った声明で、「人種差別やいじめにあった」などと主張していることがわかった。

 26日朝、地元テレビ局がショッピングモールで生中継をしていたところ、男が突然銃撃し、女性リポーターのアリソン・パーカーさん(24)とカメラマンのアダム・ワードさん(27)が死亡、インタビューを受けていた女性もケガをした。

 男は2年前まで同じテレビ局に勤めていたベスター・フラナガン容疑者(41)で、銃撃する様子を自ら撮影し、フェイスブックなどに投稿していた。フラナガン容疑者はその後、警察の追跡を受けて銃で自殺した。

 フラナガン容疑者は事件後、ニューヨークのテレビ局にファクスを送っていたが、その中で、過去の銃撃事件の犯人を称賛していた他、人種差別やいじめに遭い、苦しんでいたと主張していたことがわかった。

 また、このテレビ局によると、フラナガン容疑者と同じ名前を名乗る男からこの数週間に何度も電話があり、「話題を提供したい」、「ファクスを送りたい」などと語っていたという。

 一方、死亡した2人が働いていたテレビ局の幹部は、2人がフラナガン容疑者と面識があったことを明らかにした。2人と容疑者の間にトラブルがあったかどうかは分からないということだが、フラナガン容疑者が主張する女性リポーターが「人種差別発言を行った」という事実は確認できないとしている。

 警察で動機の解明を急いでいる。