同じアパートの5部屋借りる タイ爆弾テロ
20人が死亡したタイの爆弾テロ事件で、警察が29日に爆発物所持の疑いで逮捕した男が、同じアパートの部屋を5つ借りていたことがわかった。警察は男の事件への関与について調べを進めている。
タイ警察などは29日、バンコク北東部のアパートで17日に起きた事件で使われたパイプ爆弾と同様のパイプや金属球などを発見し、部屋にいた男を爆発物所持の疑いで逮捕した。男は28歳の外国人で、部屋からはトルコの偽造パスポートが多数見つかった。
捜査関係者によると、男は去年1月からこのアパートの5部屋を借りており、付近の住民は「外国人風の男が複数出入りしているのを見た」と話している。
警察は事件に10人以上が関わっていたとの見方を示しており、男のテロ事件への関与について追及する一方、実行犯などの特定を進めている。