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関係再構築の糸口に…米・サウジ首脳が会談

2015年9月5日 11:13

 アメリカのオバマ大統領と、サウジアラビアのサルマン国王が4日会談し、中東でのテロ行為に引き続き共同で対処することなどを確認した。

 両国の関係は、サウジアラビアが敵視するイランとの間でアメリカが核問題解決へ向けた協議を推し進めたことなどを受け、このところ冷えこんでおり、サルマン国王は、5月にオバマ大統領が主催した湾岸諸国の首脳会議への出席も見送った。こうした中開かれた会談で両首脳は、イランによるテロ支援活動に引き続き共同で対処することを確認した。またサルマン国王は、イランと欧米など6か国との間で成立した核合意への支持も表明したという。

 アメリカとしては、今回の会談をサウジアラビアとの関係を再構築する糸口とし、中東の安定へ向けた協力を進めたい考え。