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NY株239ドル安 9月利上げの懸念再燃

2015年9月10日 7:26
NY株239ドル安 9月利上げの懸念再燃

 9日のアメリカ・ニューヨーク市場は、労働市場の改善を示す経済指標が発表されたことで9月に利上げが行われるのではないかという見方が再び広がってダウ平均株価は230ドル以上下がった。

 9日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前の日の終値から239ドル11セント下がり、1万6253ドル57セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も55.40ポイント下がり、4756.53となった。

 この日は、中国政府による新たな景気刺激策に期待が高まり、アジアやヨーロッパの株高も後押ししてニューヨーク市場は朝方、買い注文が相次いだ。しかしその後発表されたアメリカの雇用に関する経済指標の内容がよかったため、中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)による利上げが今月行われるのではないかという見方が出て、売り注文が相次いだ。

 市場関係者は「今月、利上げするとの観測がやや強くなり、警戒感から買い注文を手控える動きになっている」と話している。

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