アメリカのバイデン大統領に選挙戦からの撤退を求める声が再び強まっています。CNNは、民主党の重鎮、ペロシ元下院議長がバイデン氏に世論調査をみれば勝てないと伝えたと報じました。

バイデン大統領は17日、新型コロナウイルスに感染しましたがホワイトハウスは「症状は軽く、隔離期間中も職務を遂行する」としています。

こうしたなか、民主党内では選挙戦からの撤退を求める声が再び上がっています。CNNは17日、関係筋の話としてペロシ元米下院議長がバイデン大統領と電話で話し「世論調査ではトランプ氏に勝てないことが示されており、2期目を目指し続けるなら民主党が下院で勝利する可能性を潰しかねない」と伝えました。

また、バイデン氏に撤退を求めた民主党議員は20人を超えたと報じられています。

一方、共和党大会では副大統領候補のバンス上院議員が指名受諾演説を行いました。

副大統領候補　バンス上院議員
「（トランプ）大統領！私に寄せてくれた信頼を重く受け止めています。あなたの素晴らしいビジョンを実現する一助となれることを光栄に思います」「トランプ氏はかつてないほどの経済力をこの国にもたらした。次の4年で成し遂げられる事を想像してみてください」

バンス氏はトランプ氏をもちあげたうえで「アメリカを再び偉大な国にする」とトランプ氏のキャッチフレーズも使って忠誠心をアピールしました。会場で演説を見守ったトランプ氏も立ち上がって満足げな表情で拍手を送りました。