ケリー国務長官、難民受け入れ拡大計画表明
中東などからの難民や移民がヨーロッパに殺到している問題で、アメリカのケリー国務長官は、難民の受け入れ枠を来年度、現在より1万5000人増やすと表明した。
ケリー国務長官は20日、ドイツのシュタインマイヤー外相と難民問題について協議した。その後の会見で、現在は年間7万人受け入れている難民を、来年度に少なくとも8万5000人に、再来年度には10万人に増やす計画を明らかにした。
ケリー国務長官「アメリカは伝統としてきた『第2のチャンスの国』『希望の導き手』であり続けることを信じています」
アメリカ政府は、難民にまぎれてテロリストが入国することを懸念して厳しい事前検査を行いたい考えで、これにかかる多額の予算が議会の承認を得られるのかが焦点。