難民 毎年50万人受け入れ可能~独副首相
内戦が続くシリアなどから難民や移民がヨーロッパに殺到している問題で、ドイツの副首相は「年間50万人の難民を受け入れることか可能」との見解を示した。
ドイツのガブリエル副首相は8日、公共放送のインタビューで「今後数年間、毎年50万人の難民を受け入れることが可能だ」との見解を示した。政府は好調な経済を背景に、増税せずに対応できるとしているが、一部の市民からは将来的な負担の増加を懸念する声も上がっている。
一方、国連難民高等弁務官事務所(=UNHCR)は8日、ヨーロッパにわたる難民らの数が今年、約40万人に達する見通しであることを明らかにした。来年には45万人を超える見込みだという。報道官は会見で、ギリシャなど、難民らが最初に到着する国にEU(=ヨーロッパ連合)が管理する難民申請の窓口を速やかに設置すべきだと訴えている。