中東のシリアなどからヨーロッパに難民が殺到している問題で、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）は日本時間の２２日夜、内相らによる臨時の会議を開いている。難民を、各国が分担して受け入れる案について協議するが、東ヨーロッパの国などの反発は根強く、難航が予想される。

　会議は日本時間の２２日午後１０時半過ぎに始まった。ＥＵは新たに難民１２万人を受け入れ、２２か国が分担することで合意を目指している。

　最大の受け入れ国・ドイツは、「公平な負担」を求めているが、ハンガリーや東ヨーロッパの国は受け入れを義務とすることに反発し、前回は合意に至らなかった。

　ハンガリーの負担を緩和するなど譲歩案も浮上しているが、「例外を設けるべきではない」との意見もあり、難航が予想される。