VW排ガス不正 前CEOの捜査開始
ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが排ガスの検査を不正に逃れていた問題で、ドイツの検察は28日、引責辞任した経営トップの捜査を始めたことを明らかにした。
ドイツの検察は28日、フォルクスワーゲンの前の最高経営責任者・ウィンターコルン氏について、排ガスの数値を不正に操作した車を販売した詐欺の疑いで捜査を始めたことを明らかにした。
ウィンターコルン氏は先週、引責辞任する際、不正への関与を否定していたが、検察は責任の所在を明確にするとしている。
一方、地元メディアは、フォルクスワーゲンがリコールを行う方針だと伝えた。問題となっている車は世界で1100万台に上るとされていて、経営にとって大きな負担となるのは避けられない情勢。