×

米オバマ氏「最も強力な約束」大筋合意歓迎

2015年10月6日 7:30
米オバマ氏「最も強力な約束」大筋合意歓迎

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合で交渉参加12か国が大筋合意に至ったことに、アメリカは歓迎し、その意義を強調している。

 オバマ大統領は5日、声明を発表し、「合意はアメリカの価値観を反映している。労働・環境面でも史上最も強力な約束で、アメリカの農業や製造業に公平な競争の場を与えるものだ」と歓迎した。

 また、「世界経済のルールを中国のような国に描かせるわけにはいかない。ルールは我々が作り、新たな市場を切り開くべきだ」と中国をけん制、今後もアメリカが世界経済の枠組みを主導していく姿勢を示した。

 その上でオバマ大統領は、今回の合意は「アメリカの労働者が成功するためのもので、中間所得層を支援するものだ」と強調、議会による迅速な承認を促した。