NYダウ122ドル高 1か月半ぶりの高値
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、原油相場の上昇が続いていることに加えて、アジアやヨーロッパの株価が伸びていることで、1か月半ぶりの高値を付けた。
7日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比122ドル10セント高の1万6912ドル29セントで取引を終えて、8月以来、約1か月半ぶりの高値を付けた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も42.79ポイント高の4791.15となった。
この日は、アジアやヨーロッパの株価が上昇したことで、安心感による買い注文が集まった。また、原油相場もアメリカ産WTIの上昇の幅が大きく、エネルギー関連株を中心に買い注文が相次いだ。
一方で、世界経済の見通しについては、アメリカで利上げの時期が来年に先延ばしになるとの観測が広がっているが、ヨーロッパや中国では今後、追加の緩和に動くとの期待も強まっている。市場関係者は「株式市場に資金が入ってきやすい状況が続きそうだ」と話している。