バイデン副大統領 米大統領選出馬を断念
来年のアメリカ大統領選挙で出馬待望論が根強かったバイデン副大統領が21日、「出馬しない」と表明した。民主党の候補者レースはヒラリー・クリントン前国務長官の優位が強まることになる。
バイデン氏「大統領選への扉は閉ざされた。過去の経験から分かるが、勝つための時間が足りないのだ」
バイデン氏はまた、民主党はオバマ大統領の築いた道のりを歩むべきだと強調、党の結束を訴えた。
過去2回大統領選に挑んだバイデン氏は重要州の選挙情勢を調べるなど、検討を重ねてきた。しかし先週の討論会でクリントン氏が高い評価を得た上、支持層が重なることなどから、出馬を断念したとみられる。
民主党の候補者レースはトップを走るクリントン氏の優位が強まることになる。