クリントン氏「私の1期目を勝ち取る」
来年のアメリカ大統領選で、民主党の最有力候補でありながら支持率の下落が続いていたヒラリー・クリントン前国務長官が、形勢の立て直しに向けて動き出した。
クリントン氏は私用のメールアドレスを公務に使った問題などで支持率が下落していたが、先日行われた、11時間にも及んだ議会の公聴会で野党・共和党の追及を乗り切った。
バージニア州アレクサンドリアで23日、形勢立て直しにむけた大事な演説に臨んだクリントン氏。聴衆を前に、「私はいろいろと言われるけれど、あきらめる人間ではない」「オバマ政権の3期目でも、夫の3期目でもない、私の1期目を勝ち取る」などと語った。
クリントン氏は候補者の討論会で高く評価され、最大のライバルになるとみられていたバイデン副大統領が出馬しないと表明したことも勢いを与えている。今後はオバマ政権との違いも打ち出しながら、支持の回復を狙うとみられる。