「パトリシア」影響 米南部で列車横転
23日にメキシコに上陸したハリケーンの影響で、アメリカ南部でも列車が横転するなどの被害が出た。ハリケーンはその後、熱帯低気圧に変わった。
NBCテレビなどによると、アメリカ南部のテキサス州で24日、ハリケーン「パトリシア」がもたらした豪雨で川が氾濫し、セメントを載せる列車が横転した。乗務員2人は泳いで脱出し、死傷者はいないという。
降雨量の多かったテキサス州の一部の地域では、23日朝から500ミリの雨が降り続き、空港では一時、欠航が相次いだという。
ハリケーン「パトリシア」は強さを示すカテゴリーが一時、最も強い「5」に分類されたが、その後、勢力は急速に弱まり、熱帯低気圧に変わった。現時点で今回のハリケーンによる死傷者は報告されていない。