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「加工肉に発がん性」米食肉団体が反発も

2015年10月27日 19:44
「加工肉に発がん性」米食肉団体が反発も

 WHO(=世界保健機関)の研究機関は26日、ハムやソーセージなどの加工肉について発がん性があると発表した。発表によると、ハムやソーセージなどの加工肉を毎日50グラムずつ食べた人は、摂取しない人と比べて大腸がんなどになる確率が18%上昇するという。

 しかし、具体的にどういう加工や調理の仕方が発がん性を高めるのかについては、十分なデータがないとしている。また、牛や豚などの赤身の肉についても、加工肉ほどではないものの発がん性の可能性があるとしている。

 これについて、ホットドッグに多くのソーセージを使うニューヨークの精肉店オーナーは、「バランスのとれた食事が大事。たまにベーコンやソーセージを食べるなら大丈夫では」と話した。

 一方、アメリカの食肉団体は、根拠が弱く一貫性のないデータを用いているなどとして反発している。