7~9月期GDP伸び悩みNY株23ドル安
29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、7月から9月期の実質GDP(=国内総生産)が伸び悩んだことなどから、ダウ平均株価は前日比23ドル72セント安の1万7755ドル80セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も21.42ポイントほど下げて5074.27となった。
この日、商務省が発表した7月から9月期の実質GDPは年率換算で4月から6月期に比べて伸び率が鈍くなった。中国の景気減速やドル高で輸出が伸び悩んだことなどが要因で、売り注文が入った。
また、前の日、10月の利上げは見送られたものの、FOMC(=連邦公開市場委員会)の声明が、12月の金利引き上げの可能性に言及したことも値を下げる要因となった。市場関係者は「投資家の5割ほどは年内の利上げ予想に傾いた」と話している。