エジプト東部のシナイ半島で先月３１日、乗客・乗員２２４人を乗せたロシアの旅客機が墜落し、搭乗していた全員が死亡した。

　墜落したのはシャルム・エル・シェイクからロシアのサンクトペテルブルクに向かっていたコガリムアビア航空の旅客機で、在エジプトロシア大使館は「乗客・乗員２２４人全員が死亡した」と明らかにしている。日本人が搭乗していたという情報はない。

　墜落の原因はわかっていないが、ＡＰ通信は「技術的なトラブルが発生し、機長が緊急着陸を要請していた」と伝えている。

　過激派組織「イスラム国」が旅客機を撃墜したなどと犯行声明を出したが、インタファクス通信によると、ロシアのソコロフ運輸相は「撃墜されたとする情報が真実だとは考えられない」としている。