中台首脳会談を前に 台湾・馬総統が会見
7日にシンガポールで行われる中国と台湾の分断後初めての首脳会談を前に5日、台湾の馬英九総統が会見を行った。
台湾・馬英九総統「この時期に会談することは中台関係の正常化への第一歩です」
馬総統はまた、中国の習近平国家主席との首脳会談は2年前から実現を目指してきたもので、当初は今月フィリピンで行われるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の場を使おうとしたが、最終的には第三国のシンガポールとなったと、経緯を説明した。
また「両岸は分断後66年のうちでもっとも安定している」とした上で、お互いに主権は認めないが統治権は認めるという理念のもとで会談に臨むとの考えを示した。
また、お互いを「さん付け」で呼ぶことについては、対等の立場で尊厳を認めることができると、その意義を語った。