公平な選挙を~総選挙前にスー・チー氏会見
ミャンマーの最大野党、NLD(=国民民主連盟)を率いるアウン・サン・スー・チー氏が8日に投票が行われる総選挙を前に5日に会見し、公正な選挙の実施を求めた。
今回の総選挙は軍事政権から民政に移管されてから初めて行われるもので、民主的な総選挙は事実上、25年ぶり。NLDは選挙戦を優位に進めており、スー・チー氏は勝利に自信を示した。
スー・チー氏「選挙に勝つだけでなく、我々の政府を作る必要がある」
ただ、憲法の規定で議席の4分の1は与党と立場の近い軍人に割り当てられているため、政権交代には改選議席の3分の2以上を獲得する必要がある。
また、選挙期間中にNLDの候補者が襲われる事件が起きており、スー・チー氏は「選挙は公平で平和に行われるべきだ」と公正な選挙の実施を求めた。