カナダで総選挙 約10年ぶり政権交代へ
カナダで19日、総選挙が行われ、野党・自由党が単独過半数を獲得し、約10年ぶりに政権交代することが決まった。
カナダの公共放送CBC(=カナダ放送協会)はこれまでの開票の結果、トルドー党首の率いる野党・自由党が与党・保守党を抑え単独過半数を獲得したと伝えている。これにより、約10年ぶりに政権が交代することになった。
選挙では、3期つづいたハーパー首相が率いる保守党が経済成長などの実績を強調した一方、自由党は難民の受け入れ拡大などを訴え、支持を集めたものとみられる。
トルドー党首は、自由貿易を支持する姿勢を示しているが、大筋合意したばかりのTPP(=環太平洋経済連携協定)については、「内容を詳しく検討する必要がある」としていて、今後、なんらかの影響が出る可能性もある。