原爆開発施設を国立公園に 米で記念式典
アメリカの原爆開発の拠点で、他の2州の施設とともに「国立歴史公園」に指定されたニューメキシコ州の研究所で11日、記念式典が開かれた。
式典が行われたのは、アメリカが原爆を開発した「マンハッタン計画」の中枢施設となったニューメキシコ州のロスアラモス研究所。「国立歴史公園」に指定されたことを受けて新たに資料館がオープンした。
アメリカ政府は10日、ロスアラモス研究所をテネシー州、ワシントン州の2州にある原爆開発の関連施設とあわせ、1つの国立公園に指定していて、日本の被爆者などからは戦争や核兵器を美化するのではないかといった懸念が出ている。
アメリカ側は今後、関係者から意見を聴き取り、施設の展示の方向性をまとめる方針。