露の反ドーピング機構 WADA「不適格」
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ロシア陸上界のドーピング問題で、WADA(=世界反ドーピング機構)は18日、ロシアの反ドーピング機構を「不適格な組織」と認定した。
この問題では、不正を監視する立場のロシアの反ドーピング機構も不正に関わったとされていて、WADAは18日、アメリカ・コロラド州で理事会を開き対応を協議した。その結果、ロシアの反ドーピング機構が「規定を順守していないのは明確だ」として、「不適格な組織」と認定した。
WADA・リーディー会長「ボールはロシア側にある。ロシアは規定を守る国にならなければならず、我々はそれを支援する」
WADAの規定によると、組織が「不適格」と認定された場合、その国は、国際大会を開催する権利をはく奪される可能性があり、ロシアは陸上に限らず、スポーツの国際大会を開くことが難しくなる。