フランス・パリの同時多発テロをめぐり、フランスの捜査当局は、サッカースタジアムで自爆した容疑者のうち、新たに１人の顔写真を公開した。難民に紛れてヨーロッパに入ったとみられている。

　捜査当局が公開したのは、サッカースタジアム近くで自爆した３人の実行犯のうちの１人の顔写真。当局は目撃者の情報提供を求め、人物の特定を急いでいる。地元メディアは当局の話として、男はシリアのパスポートを持ち、先月３日、難民に紛れてギリシャのレロス島からヨーロッパに入ったと報じている。

　同様にギリシャで難民登録していた別の実行犯の遺体の近くでも、シリアのパスポートが見つかっているが、当局は偽造された可能性もあるとみて調べている。