シリア空爆反対 ロンドンで大規模反対集会
フランスのパリで起きた同時多発テロを受け、イギリス政府がシリアでも過激派組織「イスラム国」への空爆を行う方針を示す中、ロンドンで大規模な反対集会が開かれた。
シリアでの空爆に反対するデモは28日、ロンドンの首相官邸前で行われた。主催者によると、数千人が参加し、「紛争を終わらす唯一の手段は空爆ではなく、政治的な解決だ」などと主張した。
キャメロン首相は「イスラム国」の脅威がイギリスに迫っているとして、これまでイラクだけで行っている空爆をシリアにも拡大することについて、議会に承認を求めている。
世論調査でも59%が空爆に賛成しているが(YouGovより 今月23~25日)、与党内にも慎重論があり、承認されるかは不透明。
同じ28日にはスペインの首都・マドリードでもシリアへの空爆に反対する集会が行われた。