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きょうからCOP21 パリは厳戒態勢

2015年11月30日 5:49
きょうからCOP21 パリは厳戒態勢

 2020年以降の地球温暖化対策について話し合う、COP21(=国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)が30日、フランス・パリで始まるのを前に、会場周辺では厳戒態勢がしかれ、緊張が高まっている。

 COP21では、世界の約150か国の首脳が一堂に会する。同時多発テロから半月あまりでの開催となり、会場には警察官ら2800人が配置されるなど、厳戒態勢がしかれている。

 会議では2020年以降の温室効果ガスの削減策について話し合われるが、難航が予想されていて、29日には、事務レベルの会合が1日前倒しで始まった。

 環境省・田中聡志大臣官房審議官「パリ合意を採択しなければいけない会議なので、各国が妥協を持ち寄って、合意を見いだす必要がある」

 30日には安倍首相が、途上国への支援を2020年までに年間約1兆3000億円に増額すると表明する予定。

 一方、パリ市内では、COP21の開催などに反対するデモ隊と警官隊との間で衝突が発生した。同時多発テロ以降、パリでは集会が禁止されていて、地元警察によると、これまでに約200人が拘束されたという。