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温室効果ガス国内排出量 13年度比3%減

2015年11月26日 14:22

 環境省は、2014年度に日本国内で排出された、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量の速報値を発表した。排出量は5年ぶりに減少に転じた。

 2014年度に日本国内で排出された温室効果ガスは、二酸化炭素換算で13億6500万トンで、前年度の2013年度に比べ、3%減少した。温室効果ガスの排出量は2009年度以降、増加が続いていたが、今回、減少に転じた。環境省は、一般家庭での省エネや節電が進み、電力消費が減少したことや、再生可能エネルギーの導入拡大などが、減少の主な原因だと分析している。

 丸川環境相は、温室効果ガスへの対策の効果があらわれつつあるとした上で、引き続き削減の努力を続けていくとしている。