南シナ海 漁船襲撃され死者も~ベトナム紙
ベトナムメディアは先月30日、中国などと領有権を争う南シナ海で、ベトナム漁船が外国船に襲撃され、乗組員1人が銃で撃たれて死亡したと報じた。
ベトナムの新聞「トイチェー」によると26日、南シナ海・南沙諸島付近の海域で15人乗りのベトナム漁船が操業していたところ、国籍不明の船が近づき、武装した5人が漁船に乗り込んだ。このうち1人が42歳のベトナム漁船の乗組員を銃撃して殺害し、そのまま逃走したという。
事件が起きた海域ではベトナム漁船が長年操業していて、こうした襲撃事件は初めて。
南シナ海の南沙諸島周辺では、ベトナムや中国が領有権をめぐって対立、去年5月にはベトナムの船が中国の船に体当たりされたとする映像が公開され、ベトナムの中国の工場が焼き打ちされる被害もでている。