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英首相「空爆により英国の平和が保たれる」

2015年12月4日 0:29
英首相「空爆により英国の平和が保たれる」

 イギリス議会が2日、シリアの過激派組織「イスラム国」への空爆を承認したことを受け、イギリス軍はただちに「イスラム国」の資金源とされる油田施設を空爆した。

 イギリス国防省によると、空軍の戦闘機が地中海のキプロス島から出撃し、シリア東部・オマル油田にある6か所の施設を空爆した。この油田は「イスラム国」の石油収入の10%以上を占めているとみられていて、資金源を絶つのに攻撃は有効だとしている。初期の分析では空爆は成功したという。

 また、国防省は3日、キプロス島の基地に戦闘機8機を追加派遣すると発表した。キャメロン首相は「議会がシリア空爆を承認したことは正しい決断で、幅広い戦略の一つである空爆によりイギリスの平和が保たれる」とコメントした。